秋のお茶の補充

　学校のも家のお茶もストックが切れたので、リーフルに補充に行った。車を全然動かしていないので車で行くことに。多少寒いが天気がいいので助かる。車だと楽でいいなあ。目の前のＮＴＴコインパーキングが一台開いていたので、目の前に車を止めることができた。ラッキー。
　昼過ぎにリーフルについてみると、土曜だけに結構お客さんが入れ替わり立ち替わりやってきていた。テーブルには年配のおばさまと二人の男性客。男性客はすでにいくつか試飲していたが、小声の会話がどうもヲタっぽい。なにが悪いという訳でもないのだが、ちょっとよれた服、手の入っていない感じの髪、腰にはこれ見よがしのiPod、いかにも俺達知ってるぜ風の会話が、なんとも言えない「ヲタ」の雰囲気をえもいわれず醸し出しているのだ(文字にすると分かりにくいが)。僕も同様の素養を持つ人間だけに、ああいうふうにはなってはいかんなあと思う次第。謙虚な姿勢を忘れないようにしなければ。
　まあ、だからといって困る訳でもないので自分の飲みたい銘柄を試飲していると、おばさまが話しかけてきた。店長とも知り合いらしく、時折店長の合いの手が入りつつ、おばさまとの会話を楽しんできた。日本語学校の先生をやってらっしゃるということで、校種は違うけれど同じ教師ということでいろいろ話ができた。広い見識を感じさせる、非常に芯の強い上品な方だった。話題も豊富でとても面白く、気がつくとなんとまあ、3時間ほどもおしゃべりをしていた(試飲用の紅茶で3時間……店長すいません)。
　ときおり子連れ(1〜2歳くらい)のお母さんが買い物に来るのだが、お母さんが紅茶選びをしている間にそのおばさまと僕でなんとなく子供の相手を楽しんでいた。おばさまも非常に子供好きな方のようで、積極的に子供と関わっていたのだが、そのお客さんが帰った後「あなたは教師に向いているかもね、優しい顔をしているわ」と言われた。素敵なおばさまにそう言われると嬉しい。リーフルはいつも穏やかで上品な空気が漂っている。自分自身がこの店の上品な空気になじむ客でいたいなあと、心からそう思う。
＜本日購入したお茶＞
●タルボ ティッピークローナル DJ-254　(セカンドフラッシュ)
●マーガレッツホープ スペシャルチャイナ DJ-771(オータムナル)
●オカイティ　アロマ DJ-485　(オータムナル)
●フグリ DJ-485　(オータムナル)
　オカイティとマーガレッツホープは学校用。この前入荷していたオータムナルがどうにもしっくり来ないなあと思っていたら、ヲタたちが「今年は雪が降りるのが早くて、摘むのが早かったんですよね。だから最初に入ったのは重みがないけど、今ごろ入ったのはしっかり育っているから重みがあって秋らしい感じですよ」と教えてくれた。実際試飲してみるとその通り。ヲタの知識はしっかりしているから、そういうところはエライ。
　店長がレジで僕の選んだ紅茶の組み合わせを見て「いい選択だと思います」と何気ない一言。嬉しい。今日はリーフルで嬉しいことたくさん。
　帰り際「今日は車で来ているんですよ」と言うと、「じゃ、ちょっと見に行こうかな」と店長。大喜びで車を見ていた。「素敵ですね、バーキン」と言っていた(よく知ってるなあ)。僕のはフレイザーだが、みんな似たような形のもんだから、まぁいいか(^_^)。