いのちの授業〜がんと戦った大瀬校長の六年間〜

 がんに冒され、手術し、再発し、そして余命を宣告されながらも仕事を続けた校長先生の記録。自分がガンだということを子どもたちに包み隠さずに話し、命の授業を続けた校長先生の記録は、鬼気迫るものがある。途中から読みながら泣いてしまった。これを書くためにもう一度開いても、また泣いてしまう。うまく説明できないが、文字通り命を懸けて子どもたちに向かう姿は、やはりあこがれる教育者としての姿だ。

いのちの授業―がんと闘った大瀬校長の六年間 (新潮文庫)

いのちの授業―がんと闘った大瀬校長の六年間 (新潮文庫)