としょかんライオン

 2学期の終わり頃に読んだ絵本。本屋で表紙を見た瞬間、「買いだ」と思わせる本というのはそうない。図書館に突然ライオンが現れ、そこにいついてしまう。館長のおばさんは「きまりをまもれば、いてもかまいません」と平気な顔。図書館員は人気を集めるライオンが気にくわなくて……と、日常生活の中にライオンがいたら?という「IF」を楽しく描いた好感のもてるエブリデイ・マジック的な物語だ。子どもたちに読んで聞かせたら、見事に物語の中に引き込まれていった。誰一人おしゃべりすることもなく、夢中になって聞いていたのが印象的だった。これはおすすめです。

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)