札幌に戻ってきて、一年間が過ぎた。

 思い出してみると、去年の今頃はとんでもなく忙しかった。卒業式後に引越し、学校の近くのホテルに仮住まいをして事務作業をしていた。札幌から気軽に行くというわけにもいかないので、とにかくすべての仕事をやっつけなければいけない。要録、片付け、もろもろの事務手続き……とにかく必死だったなあ。でも夜になると毎日鮨義やらゴッチスやら飲み歩いていたのだから、ある意味一番楽しかった瞬間かもしれない。
 今年はといえば、学年で早めの締切を設定していたせいか、要録もすでに学期中に終了してしまっていた。今までこんなことはない。エクセルで要録に書く出席部分の管理システムをつくってみたのも良かった。出席簿からデータを入力するだけで要録に書き写せばいいだけのものが出来上がるようにしたので超楽だったし。春休みにゆっくり教室整理ができるなんて!そして毎年地獄のようなパズルをしなくてはいけなかった固定時間割もやらなくていい!!天国だ!!!ハア……ハア……。(すみません、興奮しすぎました)
 今年一年で新しい土地、新しい学校の感じもつかめてきたので、来年度は自分の技能も生かして子どもと学校に貢献できる何かを作って行かなきゃなあと思う。個人的には町にもっと入り込みたい。地元の町内会、祭り、図書ボランティアの保護者……学校に関わる大人のコミュニティ形成に何か手をつけていければなあ。
 ブラッシュアップという、新しい仲間ができたことも大きな出来事だ。東京にいる時にも研究会には行っていたけれど、北海道にもとてもいい集まりがあり、そこに参加できたことはとてもよかった。これからの自分自身の研鑽を積んでいく良い機会ができて、本当によかった。教育関係ではないけれど、今年度はセブン仲間も増やしていきたいなあ。
 幸い、東京にも雑司が谷という素晴らしい「地元」がある。今年もちょくちょく遊びに行こうと思う。最後に持った子がいまは6年生。ブログやFacebookツイッター、メールなどの様々な手段でいまだにつながっている。先日も卒業した子の親からメールが来た。懐かしくて、また嬉しくもある。また遊びに行くし、いつかこっちにも遊びに来てくれると嬉しい。