教員のヘンな忙しさ

 旅から帰って以来、すぐ宿泊学習、すぐ学習発表会、すぐ成績と、以上3つのことがつねに重なった状態で仕事が進行していまして、あまりに超絶忙しくて日記に何か書く気力がわきませんでした。からくも生きていると言ったところでしょうか。学習発表会が終わっても、対外行事と交流行事の担当が僕なのでまだ終わりません。冬休みが終わるまでは地獄が続きそうです。
 二学期制のおかげで行事と成績が重なって困ります。それに心身障害児学級の児童にとっては二学期制はほとんど意味をなしません。(これは嫌みでも不平不満でもなく、目の前の子どもの事実としてね。)「さ、今日で前期が終わって、来週から後期だよ」と言っても、学習の区切りとしての必然性が何もないのですからしょーがない。
 日本の気候風土には二学期制ではなくて三学期制の方が向いていると思うんだけど……。秋の季候のいい時期にわざわざ休みを取り、夏のクソ暑くて学習しにくい時期にわざわざ休みを削って勉強しているんだから、これが本当にワカラン。二学期制で授業時数は稼げるかもしれないけど、それは数字上の問題であって、実際に子どもにとって有効な学習の時期とかを考えていない気がする。
 とあるお偉いさんがポロッと「一番金をかけずに、市民に対して何か教育改革をしている風に見せられるのは二学期制なんだよね」と言うのを聞いたことがある。そのときは「結局『やりましたよ』という実績を残すのが目的であって、子ども主体でないんだよな」と思った。