卒業式

 昨日は現任校の卒業式、今日は前任校の卒業式だった。
 現任校では2名の卒業生を出した。二人とも堂々としていて、とてもよかった。心障教育のよさは、異学年の子どもたちが関わることだし、卒業間近になると異学年間のつながりがますます密接になる。卒業直前の6年生のお兄さんぶりと言ったら!普段異学年に接する機会の少ない通常学級の子ではこうは振る舞えまいというほどに優しく、上級生としての余裕を感じさせるものだった。実にいい子たちだった。
 そして今日は前任校の卒業式。子どもを帰した後で急いで向かうと、ちょうど門出の言葉が始まろうかというところだった。みんなの言葉、歌声がきけて嬉しかった。前任校で担任した子はこれですべて卒業したことになる。僕もまた、一区切りついて前任校を卒業といったところか。前任校の子どもたちは、現任校に比べて子どもたちが幼い感じがするのが一見してわかる。でも、一年生の頃担任した身としては、その幼さが入学当時の面影を偲ばせて、なんともいとおしく感じる。転勤してから3年経つのに、いまだに年賀状が10枚ほど来るのはこの学年だけなのだ。律義というかなんと言うか。
 卒業式はやはりいい。