一年を振り返って

 今年一年は、僕にとっては異動を含めて、いろいろ激動の年だった。
 前任校で1月始まった時点で組んでいる先生が体調を崩して休んだことで、学級のことでやりくりしなければいけないことがものすごい降りかかってきた。それはそれですごく大変なことだったけど、同時に勉強にもなった。教育課程のことを考えたり、心障教育のことを考えたりしたことが、今の学校でも生きている。なにより一番大切なのは、ここで子どもたちから人の愛し方を教わったような気がする。
 4月には異動があった。区部に異動したことで環境はだいぶ変わったけど、素敵な出会いがたくさんあった。今の一年生の子どもたちがとにかくかわいくて、めいっぱい愛してる。都心の学校にも関わらず下町の雰囲気を残している地域で、祭りにたくさん参加できるのが嬉しい。異動一年目で重要な分掌がまわってこないのもあり、放課後に子どもと遊ぶ時間が結構とれたのもよかった。一輪車も乗れるようになったしね。
 一言二言で表せるようなことでもないけれど、たくさんの転機のあった一年だったことは確かだ。来年からは特別支援教育も本格的に始まることになる。自分の立場でできることを考えつつ、特別支援教育のあり方について考えたり、実践したりしていきたい。