泥

　終業式を終え、入学式の準備をし、大急ぎで帰りの支度をするも卒業式の予行には間に合わず。返すものも前日のうちに返しきれないところがあったので、やはり今度も大荷物になってしまった。軽い荷物で最後の日は返したかったなあ。ちょっと失敗。次は大荷物にならないようにしなきゃ。ここはしばらくぶりのブランクで分からなかったところだなあ。３年前は手に持つ程度で返したのに、必要なことをすっかり忘れてた。
　それにしても足が痛い。ゆっくり歩くと問題ないし痛みもないが、階段を一段飛ばしで上ろうとすると激痛が走る。年を取るとこんな感じになるのかナアと、そんなことを思いながらなるべく慌てないように行動する。それでもどうしても急がなきゃいけない時は、あえて痛みを無視して走る。痛みは波紋の呼吸でやわらげろッ！メメタァ！
　午後は片づけをしていたのだが、なんだか体が怠く、泥のように眠い。なんだこの倦怠感は……と思っていたら、昨日遊んだ疲労だということに気がついた。そりゃ、子供と半日本気で遊んだら体が持たないわな。電車の中でも泥のように眠り込み、家についてもふらふらで倒れるように眠り込んだ。今までを考えても、こんなに眠い日もそうそうない一日だった。