終わりの日々

 もうすぐ一年間が終わる。持ち上がりで二年間付き合ったこの子たちとも、あと一日でお別れだ。最後の一週間は、ほとんど学習が終わっていたこともあって、とてもゆったりと過ごすことができた。ここ数年で、一番ゆったりした学年末だったようにも思う。僕と同様に、子どもたちもまた名残を惜しむように時を過ごしているように感じた。クラス替えで今の仲間、今の教室、今の担任が戻ってこないものになるのを2年生なりに感じて、この瞬間を覚えていようと過ごしているように思えたのは気のせいだろうか。本当にいい子たちと出会うことができて、良かった。この出会いは、神様のくださった奇跡だなあと、いつも思う。
 先日20日春分の日に、親が企画してくれた「公園で先生と遊ぼう」会があるはずだったのだが、大雨で中止となってしまったのが残念。かえすがえすも残念。子どもとじっくり遊べる機会なんて、実はそんなにないし、親たちともオフレコでたくさん話せる機会でもあるので、楽しみにしていたのだが……。雨め!
 しかし天候なので仕方がない。卒業式も近いし、日曜日には髪を切りに行こう。ついでに景気付けで鮨でも食って帰ろう。特に意味はないが繰り返し言おう。卒業式も近いし、日曜日には髪を切りに行こう。ついでに景気付けで鮨でも食って帰ろう。