Machintosh遍歴 - 華氏４５１度　-Diary-

　母と話をしていて、今のマシンをいつお下がりに出したかの話題で、実家のマックも今度のiMacで４台目だということはっきりした。自分でもすっかり忘れていたのだが。いつ買ったのだがさっぱり覚えていなかったので、マック遍歴をちょっとまとめておこうと思う。

1993……FMTOWNS(確か80386)

知り合いから譲ってもらったタウンズ。小学生の頃買ったマイコン以来、初めて手にしたマシンだった。外付けHD100MBという、当時としては豪勢なおまけをつけて３DCGとかで遊んでいた。

1994……LC475/68040/25Hz/160MB

初めて買ったマック。親に「研究室の先生も、他の人もマックで、ないと話にならないんだよ。」と半分本当、半分自分がほしいだけで親ローンで買った。確かプリンタも込みで23万ぐらいだったか。プリンタはエプソンのカラーインクジェットプリンターの記念すべき一号機「MJ-700V2C」だった。使い切れなかったけど(^_^;)。ゲーム会社のバイトでシナリオ小説もどきを書きまくり、ブラインドタッチを覚えた。LC475の発売は93年なので、買ったのも93年かも。LCシリーズの発売でマックが手が届くようになり、475で浮動小数点計算ができないものの68040搭載だった。LCIIIとは違って、筐体のデザインがフロッグデザインでなかったが、僕はこっちの方が気に入っていた。最後のピザボックス筐体。それにしてもこいつ、よくフリーズして何回システムを入れ直したか分からない。その度に十数枚のフロッピーを抜き差ししたものだ。後輩に里子にいき、それなりに活躍したようだ。

1995……PowerBook5300/PowerPC603e/100MHz/500MB

記念すべきノートパソコンの第一歩。モノクロモデルの方がちょっと安かった(確か23万くらいだったか)。これも親ローンだった。ディスプレイは９インチのモノクロで、デジカメの画像もこれで見ていたんだから当時はよく我慢したもんだ。パソコン通信を14400BPSで行い、インターネットに初めてつないだのもこのマシンだった。とにかくよく壊れることで有名で、HDドライブとフロッピードライブ以外はすべて交換した。駆動系の部品が壊れないってのも不思議な話だが。落として液晶を壊した時すでに保証期間外で、修理に20万かかるといわれてカウンターに突っ伏して「……PB2400買って帰ります」とつぶやいたら、修理センターのおじさんが「アップルケアに昨日入ったことにしておくから、修理費タダね」と言ってくれたことは今でも忘れられない。後に兄の元へ里子に行くことになる。

1998……iMac/233MHz/2GB(ボンダイブルー)

勤めていた私立学校をリストラされ、幼稚園のアルバイトの時に購入。こどもの日に発表されたのを、その次の日に買ってきた。PB5300のモノクロの画像で、発売の情報を見た瞬間「これだ！」と狂喜したものだ。新宿のヨドバシで並んで、そのままもって帰ってきたのだが、雨が降っていたのを覚えている。USBポートを最初に搭載したパーソナルコンピューターだ。フロッピードライブがないのも衝撃的だった。これは後に実家に行った後、最初の勤務校の事務員の娘さんへと里子へ出されていった。母がパソコンを使い始めた最初の機械となる。

1999……PowerBookG3/333MHz/4GB

教員になって初めて貰ったボーナスで買った。クラムシェル型のボディは今見てもなかなかかっこいい。でかいけど。FireWire(IEEE1394ポート)が搭載される前の型だったので、ビデオ編集などはまだ行えなかった。毎日学級通信をこれで書いていた思い出深いマシンだ。後にチタニウムを買った後、実家に里子に出されて母マック２台目となる。

2001……PowerBookG4/400MHz/20GB

iMacの時と同じく、ニュースリリースを見た瞬間「これだ！」と思って迷わずワンクリックした一台。いわゆるチタニウム。チタン製という触れ込みはなかなかかっこよかった。薄かったのでけっこうペナペナだったが。メモリ増設、HD交換など含めて４年弱使い倒して母の元へ。７年間の労働に耐え、とうとう大往生。７年も使えばパソコンとしては大往生といっていいだろう。本当にご苦労様。がんばったね。ビデオ編集や写真いじりなど、さまざまな技能を伸ばした一台だった。

2002……iMac DV SE/500MHz

家で使うようにと思って買ったG3/500のグラファイト(黒)モデル……だったかな。型落ちで安くなっていたのを手に入れたように覚えているが、記憶が定かでない。結局２台あっても使い切れないという事実があり、兄のもとへ里子へ出されていった。あまり思い入れのない一台だったが、兄の家では結構活躍したようだ。

2004……PowerBookG4/1.2GHz/100GB/12inch

チタニウムを使い続けるのにも遅くて限界になり、小さなモデルにあこがれて購入した。CDが焼けるということの便利さを思いっきり楽しむことができた。今は使っていないので、Leopardをインストールして教室で使おうかと思っている。どんなふうに使ってやろうか。

2007……MacBook/Core2Duo2.16GHz/160GB

現在のメインマシン。13インチのモニターの大きさもちょうどいいし、手になじむ感じ。ハイビジョンでビデオ編集をするとHDの容量があっという間に足りなくなるのは悩みの種だ。久しぶりのブラックモデルがやっぱりいい。キー同士が微妙に離れているので、option+commandを指一本で同時押しできなかったのが最初不便だったが、指を折り畳んで小指と薬指で押すようにするのにも慣れた。人間慣れの動物だ。