応援団

 教員になって11年目。11年間ずっと運動会は応援団。今年は久しぶりにメインの指導をちがう先生にお願いした。そのおかげで楽させてもらったのは確かだけど、物足りない感触もあった。その先生が6時間目に自分の学年の指導で遅れたのをいいことに、ちょっと介入させてもらってメインの指導に立ってしまった。
「今日の全校練習ね、今までで最低だね」「いい子ちゃんの応援団なんて意味がない」
 などと突き落とすところから始まり、「声出せー!」「まだ出るー!」叫びまくり。今年の応援団はそれに応えてくれる素直さがある。子供よりでかい声で叫んで初めて応援団をやっている気になる。ちょっとテンション上がりすぎて、家に帰って12時過ぎた今もややテンション上がり気味。風呂で頭洗いながら「ワッショーイ!」などと叫んでみる。
 今年の応援団は自分たちでよくしよう、頑張ろうという前向きでひたむきなよさがある。それが今の学校の良さや伝統になっていってほしいと心から願う。この子どもたちのがんばりが来年に積み重なっていってほしいなあ。