車山高原

 秋に行う宿泊学習の実地踏査のために、車山高原に行ってきた。(ちなみに下見のことを業界用語で「実地踏査」略して実踏という)高原の空気は湿度が少なく、気持ちのいい風が吹いていた。ニッコウキスゲ、アザミ、ホタルブクロなどの高山植物が花を咲かせ、風に揺られる風景はとてもきれいだった。ニッコウキスゲの群落が黄色い絨毯を作っているのを遠目に見つつ歩くのは本当に解放された気持ちになった。
 ルートの途中から先輩の先生に運転をかわってもらい、ビーナスラインを走るのも満喫してきた。適度なワインディングを駆け抜けるのが気持ちいい。是非ともセブンで走りたい道だった。運転したのはスバルのフォレスター。重たい車体はカーブで大きくロールするのでセブンのように駆け抜けるわけにはいかないが、2リッターターボの加速は僕のセブン(660cc)とは比べものにならないほどいい。高速でアクセルを踏み込み、追い越し車線に入って行くとぐんぐんと加速する。これはこれで楽しい体験だった。
 東京に帰ってくると空気が重い……。この異様な気候は本当になんとかしなきゃいけないんじゃないだろうかと思う。