旅からの帰還

 旅からかえってすぐは、一日熱に浮かされたような奇妙な感覚。疲れてるのに疲れてないような、眠いのに眠くないような。体は止まっているのに、惰性で動いているような感覚。トランポリンから降りても跳ねている感覚が残っているような、そんな感じだ。旅の熱が冷めるまで、少しだけ時間がかかるのだろう。早く寝た訳ではないのに起床は7時。旅の残滓か、思わず目が覚めてしまうのだ。