車の啓蟄

 天気がいいので久しぶりにセブンを出した。と言っても職場に行くだけなのだが。2ヶ月ばかり動かしていないので、バッテリーとか上がっていないかどうか不安だ。カバーをはぐってキーをひねると、電圧上がってなさそうな音を立てながらフガフガとセルが回り、何とかエンジンに火が入った。エンジンをかけるだけでドキドキものなのが、いかにもセブンだ。
 新青梅をのんびり流しながら走る。すっかり春の陽気が気持ちがいい。セブンの冬眠も覚めた感じがする。生き物だけではなく、セブンの眷族も冬眠から覚める時期だ。