お母さんたちと食事会

 お母さんの有志の方が、僕との食事会を設定してくれた。夕方から出かけて2時間ほど、総勢8名とこぢんまりした集いだが、人数が少ないからこその距離感の近さもあって、いろいろな話ができた。せっかくの会だからと思って、iPodTouchに今までの写真なんかを放り込んでおいた。料理の待ち時間なんかにはそれなりに盛り上がるので重宝した。
 お父さんたちの集まりでもそうだったが、やはり心の距離感が縮まるというのはうれしい。僕は教員と保護者の距離感はもっと近くてもいいと思っている。大人同士のことで言えば、教員は保護者に「もっと学校のことを知ってほしい」、保護者は教員に「もっと子供のことをしってほしい」という願いが基本的にあると思う。でもお互いの自分のことだけを言い合っていてもしょうがないので、教員は保護者に「もっと子供のことを聞こう」、保護者は教員に「もっと学校のことを聞こう」というスタンスが構築できればいいなあと思っている。
 当然そのための機会作りは必要だけど、その時間が捻出できないのが厳しい。でも、今の時代はそういった大人同士の双方向の関わりが必要なのではないかと思う。相手のことを知らないと、その相手が失敗したときに厳しい姿勢になりがちだし、無理な要求をしてしまうこともある。でもよく知っていれば、「こういう事情があるのは知ってるから、ここは助けてやろう」的な相互扶助の対応もとれるというものだ。大人同士がお互い助け合う姿勢があれば、子供同士だって助け合うことをよしとして学んでいくだろうと僕は考える。
 祭りが好きで、地域の祭りに全部顔を出しているけど、そういう場で保護者といろいろな話をするのが実は役に立っている。趣味と実益をかねているのだ。