学年活動

 保護者と共同して、学年でゲームなどをして遊ぶ会を開いた。前日には1時間半ばかしの打ち合わせもあったりして、学級代表の保護者の方にはいろいろ考えてもらったりして、準備にずいぶん骨を折ってもらった。子どもと大人が一緒に「なんでもバスケット」をやったんだけど、ある子が「昭和時代に生まれた人!」と言った。大人が一瞬考えて全員立ったのだけど、「大人の人」と言わずに一ひねりある言葉が楽しかった。それにしても……昭和時代か……子どもにとっては平安時代や江戸時代と並列で「昭和時代」なのかも知れない。僕と同じように慌てて動く大人たちがみな苦笑いしていたように思う。
 会の最後にはみんなからのメッセージ集をもらった。去年ももらったけど、やっぱりうれしい。メッセージに一人一人の成長を感じてうれしくなった。本当に個性豊かな子どもたちがたくさんいて、一日過ごすとくたくたになるほどエネルギーにあふれたクラスだ。でもそれが面白くて仕方がない。今まで出会ったどんなクラスよりも大笑いしていると思う。
 最後はお礼に歌を歌った。ブルーハーツの「人にやさしく」という歌だ。「人にやさしく/してもらえないんだね/ぼくが言ってやる/でっかい声で言ってやる/がんばれって言ってやる/聞こえるか/ガンバレ!」大好きなフレーズだ。先生が言う「ガンバレ」は嘘臭く聞こえがちけど、ブルハの「ガンバレ」は心に響く。子どもたちの心に届く「ガンバレ」を言える先生になりたいなあ。
 以前陶芸を趣味にしている保護者の方に花瓶をお願いしていた。それが完成したということで、会の後にいただいた。いつも教室に花を飾っているのでうれしい。思っていたよりずっと重量感があって、丈夫そうでいい。ゴツゴツとした形の中にいろいろ考えられたデザイン性があって、見ていてとても面白い。今度何の花を飾ろうかな。