能登・佐渡・黒部の旅 その5(能登めぐり編)

8/5 能登一周
今日は連泊なのでのんびりした朝。釣り好きのおじちゃん(73歳)はどこかで漁船にのせてもらえるかどうか交渉ついでに早朝というかまだ暗いうちに出て行ったようだ。部屋にはハーレー乗りのおじちゃん(68歳)と若いオーストリア人が寝ている。5時に起きたものの、まあいいやと二度寝

魚もうまい。コメも美味い。ヤバイ、太る。

ユース眼の前は海。漁師町だ。
7時すぎに朝食を食べ、準備をしているとハーレー乗りのおじちゃんが旅立つところだった。リアに載せているトランクがおしゃれだから「いいですねえ」と言ったら、なんと手作りだということが判明。木で箱を作り、そこにソファーから剥いだ皮を貼り付けて作ったらしい。「暇だから時間だけはあるんですよ」と苦笑いしながら話していらっしゃったけど、謙虚そうに見えてかなりの好き者。ハーレーのロゴに似せて「SaftyDrive/SilverCycle」と手作りしてあったのを写真に撮らなかったのをちょっと後悔。

ハーレーを見送ったあと、こちらも出発。まずは奥能登とむかう通りすがりに「恋路海岸」なるものがあって、弁天様が祀ってある小島の前に二つペアで並んだ鐘とかが置いてある。恋人同士で並んで鳴らすんだろう。リア充爆発しろ、的な。

その恋路海岸を進んで行くと、終わりには「軍艦島」とあだ名される見附島がある。その名の通り、断崖でできた島の突端が船の舳先のように見える不思議な島だ。岩が防波堤のように積んであるので、島のすぐ近くまでいける。なんともいえない不思議な雰囲気。


ここにも鐘が。



遠浅の海のようだ。かなり沖で親子が遊んでいた。

さらに先に行くと金剛崎というところで岬の突端に展望台を作っている場所があるので見に行ってみた。日本三大パワースポットのうちのひとつ!と銘打っているが、まあ言うのは自由だ。パワースポットかどうかはともかく、その展望は素晴らしくいい。日差しが暑い日だったが、岬の風は冷たくて気持ちよく、いつまでもいたいと思わせるなかなかの良い場所だった。


それにしてもそこにあるランプの宿はすごいところにたてたものだ。ランプの宿というからには、夜になると電気がなくてランプで過ごすのだろう。温泉があったりプールがあったり、そして夜の闇をランプで過ごすのは最高だろう。そのそばにはプライベートビーチまである。至れり尽くせりだ。

ビキニの美人さんがいた。眼福。

塩サイダーでミネラル補給。

さらに北上して禄剛崎灯台へと向かう。能登半島最北端なので朝日と夕日を両方見られる珍しい場所だという。灯台のそばでキャンプでもすれば見られるかもしれないが…





あれ、何かあるぞ。

かわいいカカシ発見(^_^)


400%の速度で再生するとレーシングカーのようになった。イニシャルDか!

塩田見学


体験もできるらしい。


千枚田。美しい風景だ。


能登の道は走っていて面白い道が多い。
途中、塩田や千枚田を見ながら走りつつ、輪島へと向かう。輪島というと輪島塗。漆の美しい椀や花器、箸などが並んでいる。ちょっと見るがはやり高い。今セブンの旅をしているここで数千円もする食器や花器は買わないな〜。実家へのお土産に箸だけ買いました。

わざとらしく86の隣に止めてみる。

進むとなんともいかがわしい(失礼)雰囲気のイナチュウ美術館なるものが出現。もちろん迷わず入館。中にはいるとヨーロッパの美術品などが多数展示されているが、どうもあやしい。写真撮影が自由だったり、コスプレ用貸しドレスがおいてあったりと、思わず苦笑いだ。しかし、その展示物の真贋を鑑定団に出したことがあるようで、そこかしこに2000万円、3000万円の価値があるという品々が多く存在していた。そんなものが手の届くところに無造作にあるので、ほんとかなあ…と思いつつ…。






さらに朝一の通りを進んで行くと永井豪記念館が現れる。どうも永井豪は輪島の出身らしい。マジンガーの生原稿とか見てきた。小さな建物なので20分もいれば全部見られる感じだが。余談だが帰り道、能登の鉄道とすれ違った時、一輌の電車が永井豪記念館のラッピング広告で包まれていた。田園風景を走る一輌の電車にキューティーハニーデビルマンが書いてあるのはちょっとシュール。

ここからちょっと遠くまで移動してのとじま水族館へと足を運ぶ。能登島水族館はジンベイザメが売りの水族館だ。やはりこうした目玉があると見に行きたいと思う。ジンベイザメ、かなり面白いし。巨大水槽をぐるぐるとまわるだけなのだが、無性にずっと見ていたいと思わせる何かがある。デカイ生き物がそばで見られるというのは、楽しいのだ。




その他にも見て回り、イルカショーでシメ。アザラシの行動展示でパイプをくぐらせるのは旭山動物園でもあったが、やはり楽しげだ。でもそのへんの見せ方の面白さは旭山動物園はすごく上手だと思った。







今日のラストは和倉温泉。立ち寄り湯の「総湯」に浸かること30分。もうちょっと浸かっていたかったのだけど、いかんせんさすがに時間切れ…体力的にも限界か。新潟の南雲さんから「案山子窯がいいよ」と勧められていたのだが、いけずじまいで残念。

和倉温泉からユースまで60kmくらい。走りに走って19時ごろに帰投。腹が減ったのでモリモリと食事をとる。魚が三品も出ているのは旦那が漁師だからか。猛烈に魚が美味い。そしてコメも美味い。思わず三杯もおかわりしてしまった。あ、でも和倉温泉で体重を測ったら増えてなかったからちょっと安心。きょうも無事に一日が終わった…


部屋の様子。

宿の目の前で。