初心

 今日は前任校の日曜参観だった。久しぶりに心障学級の授業を見る。基本的に一対一の対応ができる体制がうらやましい。通常学級は40人学級だろうが、15人学級だろうが、担任が一人である以上、基本的には全体指導だ。状況に応じた個別対応はあるが、心障のような徹底的な個別指導はできない。だからこそ全体指導なりの声の出し方やプリントの構成や話しあい活動の技術があるのだと、改めて感じる。できるもんなら通常学級だって個別指導していきたいのだ。○年ぶりに「ドリルできた順からまるつけしてやるからもってこい」とやったら、やはり長蛇の列。やっぱりもうこれはやめた。全体指導の中で「自学自習」できる技術を身につけさせるほうがより効率的だ。
 昨日の運動会と、今日の参観で自分の原点を順にたどるような気持ちがした。明日から教育実習生が来る。初めて教育実習生をみることになるのだが、非常に緊張する。でも昨日今日と、いいタイミングで初心を振り返ることができたと思う。自分自身の初めての頃を思い出して、それなりに自分のやり方を伝えていければいいなあと思う。
……しまった、子どもたちに実習生が来ることを言うのを忘れてた。